2011年03月23日

広告自粛って…

お気づきでしょうが、このところTVのコマーシャルと言えば、「ACジャパン」のものばかりです。
啓発広告と言います。
これは民間メディアが社会貢献の一環として協力して制作しているものです。
平時には、なんらかの理由によって空いてしまった広告枠に流される事が多いものでした。
同じパケが繰り返し流され、僕もさすがに「うっとおしいなあ」なんて思っていましたが、案の定、苦情が殺到しているそうです。
いっそのこと、公共広告機構時代のパケも使って、バリエーションをつければ鬱陶しさも減るんじゃないでしょうか。
誰のせいかといえば、大手企業の「広告自粛」が原因です。
広告枠が空きまくってる状態なのです。

僕には、広告を自粛しなくちゃいけない意味がまったくわかりません。
自粛している企業の心理は、「さわらぬ神に祟りなし」っていうところでしょうか。
へたにCMを打って、ひんしゅくを買うのを恐れている…

非常時にアピールできないようなふざけた商品やサービスをいままで提供していたんでしょうかね?

むしろ、こんな時だからこそメディアをサポートしなければいけないんでは?

犠牲者に哀悼の意を表する事。被災者にお見舞いの気持ちを表す事。あたりまえに大事です。
しかし、ここで経済活動を停滞させてはいけません。
日本がこれ以上景気が悪くなれば、被災地の復興どころか、災害支援さえできなくなりますよ?

日本経済を左右している自覚がある大企業は責任を果たして下さい。すぐに広告を再開して下さい。
私が時折書くトヨタ方式、JITが仇になって、生産継続が困難になっているというニュースも聞いています。それは身から出た錆。自業自得ですから仕方ありません。それ以上にいままで利益をあげているでしょう?いまは身銭を切らなきゃだめです。
メディアは身銭を切って「私たちのために」報道してますよ?

少なくとも、自粛した分の広告予算は、義援金に当てて下さい。

posted by yuki at 23:53| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記

2011年03月16日

大災害

東日本太平洋沖地震における、被災者の皆様には心からお見舞い申し上げます。


報道されるたび明らかになる東北太平洋岸などの惨状に言葉を失い、自分に何ができるのか、何をすべきなのか見つけられないでいます。
長野県北部やお隣静岡県でも誘発と思われる強い地震がおきていますが、幸い(と言っていいのか)ここ長野県中部ではほとんど被害がありません。
しかし、国家をゆるがす事態もおきていて、まさにひとごとではいられません。

だからといってトイレットペーパーやガソリンの買い占めはいかがなものか…
武士道の国のはずの日本において「カイゼン」が産んだ「自分さえよければいい」という考え。今、ピークに達しているようにも思います。
経済界では絶賛されたトヨタ方式も、疑問に感じる人も増えているそうで、今後はその考えが「改善」されていくことを期待します。

それは置いておいて…

まず、しなければならないのは、現地で必死に戦っている被災者、消防や自衛隊をはじめとする救助隊のみなさんに最大限の敬意をはらう事です。
そこから、自分のすべきことが見えて来るかもしれません。

原発事故で実作業にあたられている方も、事務方や政府の頼りない対応とは関係なく、命を賭して原子炉の暴走を食い止めるべく尽力していることは容易に想像できます。頭をあげる事ができません。

すべての人に、これ以上の被害が及ばないことを祈ります。



posted by yuki at 00:27| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記